丸川珠代五輪相(50)が21日、閣議後の会見で、政府として、東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの経済効果の試算については、特に検討していないと示唆した。

丸川氏は「経済的効果については、都が都の試算という形で出されているほか、専門家がさまざまな試算をしている。こうしたことは、それぞれやっていただければと思う」とした。政府としては「大会のレガシーの継承、大会の成果がさまざまな分野に適切に反映されるよう、務めてまいりたい」と話した。

また、自民党総裁選でどの候補を支持するかについては「現時点ではまだ考えている途中」とした。

これまでの会見でも、討論会などで各候補の主張を聞いた上で、決めたいとしていたが「まだもう少し、(各候補が)発信される機会があると承知している。そうした機会に、もう少し詳しくお話になられる様子をうかがってみたいと思います」と、この日も慎重な構えを見せた。