バスケットボールBリーグ1部東地区のレバンガ北海道は7日、次節のアウェー島根スサノオマジック戦(9、10日)に向け、札幌市内でのチーム練習を公開した。昨季所属した古巣との対戦となるデモン・ブルックス(29)は「一緒に戦った仲間もたくさんいて思い入れはあるが、試合となれば別。しっかり戦って勝ちをつかみたい」と、開幕3戦目での今季初勝利を目標に掲げた。

今季新加入し、早くも中心選手として機能し始めている。広島との開幕2戦は、いずれもチーム最長出場(2日=30分24秒、3日=32分27秒)、2試合連続チーム最多21得点。リバウンドも2戦でチーム最多計15と奮闘も、白星はつかめなかった。「1人で点を取ることより、チームが勝つことが大事。自分は2点でもいい。勝利をつかむため、味方に点を取らせる動きも頭に入れて臨みたい」。新たなミッションを自身に課し、勝利を引き寄せる。

○…佐古賢一監督(51)は島根の得点源、安藤誓哉(29)封じを初勝利へのポイントに挙げた。司令塔のポイントガードながらリーグ2位の平均26得点を挙げているキーマンだ。同監督は「タレントの多い相手に我々は組織で守ってチャンスをつくりたい。安藤の持つ時間が多いが、全員で体力を削って、後半勝負できるように、前半でジャブを打ち続けたいですね」と説明した。

○…主将の橋本竜馬(33)が、福岡大大濠高時代の同期で東京五輪日本代表のシューター、金丸晃輔(32)との対戦に気持ちを高ぶらせた。昨季三河に在籍していた金丸とは、12月に2戦行い1勝1敗。五輪後は初対戦となる。島根は開幕戦で昨季王者の千葉を破るなど好調で「向こうも新しいチームで頑張っている。負けられない。いい気持ちでシュートを打たせないようにしたい」と意気込んだ。