F1第16戦トルコGPの予選でホンダ勢は4台がQ3進出を果たし、第9戦オーストリアGP以来約3カ月ぶりのトップ10グリッドを獲得した。
日本GPが開催されているはずだった週末のレースでの好結果に、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは複雑な表情を見せた。4台がトップ10に入ったとはいえ、メルセデスAMGの速さに歯が立たなかったからだ。
「第9戦オーストリアGP以来の4台そろってのQ3進出ということで、おおむね我々にとっては良い結果になったと思います。ホンダ勢としては雨に足をすくわれて不本意なポジションで終わるドライバーがおらず良い予選ができたのではないかと思います。一番悔しいのはメルセデスAMGの2台が1-2を取ったというところですが、金曜日のラップタイム差から考えれば、4台ともにかなり差を詰めることができたかなと思います」。
予選3位となったマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、金曜フリー走行での苦戦に比べれば「今日はこの結果にとても満足している」としながらも、マシンの仕上がりは完全ではなかったと悔しがった。
「昨日の状況を考えるとかなりうまく挽回ができたと思う。昨日はマシンどうすれば速く走らせられるのか理解するのに苦しんでいたけど、うまく対処することができたと思う。もちろん十分ではなかったし、予選で良くなったとはいえまだパーフェクトな状態ではないよ。全体的なアンダーステアだ。それを解消しようとはしたけど、何が問題なのか、僕たちに足りないものが何なのか、それがまだ完全には分かっていないんだ」。
第9戦オーストリアGP以来のQ3進出を果たした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は、Q3でアタックをまとめきれず10位に終わったことを悔やんだ。
「正直言って、フリー走行のペースからはもう少し上位の結果を期待していました。もちろんQ3に進出できたのは喜ぶべきことですが、この結果に完全に満足しているわけではありません。自分のパフォーマンスには少しガッカリしています。マシンに速さがあることは間違いなかったですし、もっと上位のグリッドからレースをスタートできたはずでしたから」。
角田はQ2を突破するためにソフトタイヤを使用。決勝をそのソフトタイヤでスタートする義務を負うことになるが、イスタンブールパーク・サーキットはタイヤの摩耗と性能低下が速く、戦略面では不利を背負うことになる。
「明日の決勝はソフトタイヤでスタートすることになりますし、周りのクルマとは違った戦略になります。なので今夜のうちにありとあらゆる準備をして、明日の決勝ではどんなチャンスもつかめるようにしなければならないと思います。今週末の最大の目標はポイント圏内でフィニッシュすることなので、このスタートポジションからそれを果たせることを期待しています」。
(米家峰起通信員)


