28年ロサンゼルス五輪(オリンピック)の出場権を獲得したバレーボール男子日本代表(世界ランキング6位)が14日、東京都内で会見した。フランス出身のロラン・ティリ監督(62)は、アジア選手権を制したメンバーを軸に、五輪までチームを育てる方針を示した。
日本は、13日まで北九州市立総合体育館で行われた「買取大吉 アジア男子バレーボール選手権大会福岡2026」で2大会連続11度目のアジア制覇。優勝国に与えられるロス五輪切符をつかんだ。開催国枠を除き、五輪開催前年を待たずに出場権を得たのは、72年ミュンヘン五輪優勝で76年モントリオール五輪の切符をつかんで以来54年ぶり。約1年10カ月の準備時間を確保し、新たな選手を試す時間もできたが、ティリ監督は「リスタートではなく、継続が大事」と強調。同じ選手たちで試合を重ねることを重視する意向を示した。
理由は、72年ミュンヘン大会以来56年ぶりとなる五輪メダルに一直線で向かうため。指揮官は「同じチームが全ての試合に出て、全ての経験を一緒に重ねていく」と、経験が何よりも大切と説いた。21年東京五輪で母国フランスを金メダルに導いた際も、8年計画でチームを育てたと振り返り、「同じチームで勝って、同じチームで負けて」進んできた経験を挙げた。
その上で、柔軟な対応も取り入れる。コンディション不良や、現在の選手を上回る活躍を見せる選手が現れれば起用することも示唆。各ポジションでの競争が個人とチームの成長につながるとも説明した。目標は「どの大会でも表彰台に乗ること」。2年後に向けた戦いは、すぐに始まる。


