23年ぶりの頂点を目指す京産大が、破竹の勢いだった近大を止めた。天理大、同大と昨季上位2チームに連勝した相手に、16-12で勝利。新型コロナウイルスの影響で第1節が延期となり、1試合消化が少ない中で開幕2連勝の勝ち点9とした。

前節近大に敗れた同大は42-14で立命大を圧倒。4トライ以上のボーナス点も得て、勝ち点10の暫定首位に浮上した。関西6連覇が懸かる天理大を含め、優勝争いは一層激化する。

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京産大3年生FB竹下拓己が1ゴール3PGで主導権を引き寄せた。5点リードで折り返した後半は12、24分と2PGに成功。元日本代表の名キッカーでOBの広瀬佳司新監督に指導を受け「精度向上につながった。練習が結果につながってうれしい」と喜んだ。

同監督は「天理、同志社に勝った近大は勢いがある。プレッシャーに負けず、ナイスゲームだった」。24日には延期となっている摂南大戦を控え、流れに乗っていく。