東京オリンピック(五輪)で女子日本代表を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督が、男子日本代表指揮官としての初陣に臨んだが、黒星スタートとなった。

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世界ランキング35位の日本は、同28位と格上の中国と対戦。序盤から追いかける展開を強いられる中で、途中出場の斎藤拓実(名古屋D)が奮闘するなど後半に反撃したが、高さのある相手の攻撃を防ぎ切れなかった。

ホーバス監督は「試合序盤は中国の守備が効果的で、リズムをつくれなかった。いったん落ち着きを取り戻したあとは、選手たちはよく対応していた。私としてはポジティブに捉えている」と振り返った。

東京五輪で躍進した日本女子同様に外角シュートに活路を見いだそうとする中で、3点シュートの成功率20%と精度を欠いたことも響いた。

中国との第2戦は28日に行われる。

W杯は23年8~9月に沖縄、フィリピン、インドネシアで開催され、日本は開催国枠で出場することが決まっている。