B1新潟アルビレックスBB(東地区11位)は18、19日、広島(西地区5位)とホームのリージョンプラザ上越で対戦する。17日は中之島体育館で練習。ルーキーのSG木村圭吾(21)のプロ初先発が濃厚になった。伸び盛りの新鋭が16連敗で地区最下位と低迷するチームの起爆剤への期待がかかる。

木村の狙いはシンプルだ。「点を取りたい」。17日の試合形式の練習ではドライブでリングに迫るシーンを繰り返した。平岡富士貴監督(47)は「思い切りがいい。スタメンで使って刺激を与えるにはいいかも」と先発をほのめかした。

ここまで11試合出場。前節島根戦(15日)では27分33秒間で自己最多タイの10得点。本職はSGも、SR渋谷戦(11、12日)からは司令塔のPGでプレーし「初めて試合でPGをやった。速くボールを運んでプッシュすることはできる」と自信を深めている。

就寝前3時間ほど、当日の練習映像で自分の動きをチェック。「同じミスをしないよう1試合ごとに改善しないと」。その向上心が出場機会につながっており「ファンの皆さんに勝つところをみせたい」。【斎藤慎一郎】