フィギュアスケートの観戦をもっと楽しむために、6種類のジャンプをアニメーション動画で紹介します。

【1】アクセル

唯一、前向きに跳ぶ分、ほかのジャンプより半回転多い。スピードのついた状態で前向きに跳ぶには勇気が必要とされ、6種類のジャンプの中で最も難易度が高い。演技では必ずアクセルジャンプを跳ぶ必要がある。

【2】ルッツ

6種類の中で唯一、助走の流れとは逆方向にジャンプするのでアクセルに次いで難度が高い。フリップのように内側のエッジで跳んでしまったルッツは俗に〝フルッツ〟と呼ばれ、エッジエラーとして減点される。

【3】フリップ

後ろ向きに左足のインサイドのエッジに乗り、右足のトーを突いて跳ぶ。ルッツと似ていて、アクセル、ルッツに次いで基礎点が高い。

【4】ループ

ジャンプの瞬間は両足が交差する形になる。4回転ループは極めて難度が高いといわれる。3連続ジャンプの2つ目で使われるシングルループは「オイラー」と呼ぶ。

【5】サルコー

右足を体の前に振り上げて巻きつけるように跳ぶのが特徴。跳ぶ直前に足がボーゲンの「ハ」の字に見えることが多い。連続ジャンプの間に1オイラーを入れることで、3連続ジャンプの3番目で多用されるようになった。

【6】トーループ

最も難易度が低いとされる。ジャンプは全て右足で着氷するので、着氷した足でそのまますぐ跳べるトーループは、連続ジャンプの2つ目で多用される。最初に成功した4回転ジャンプはトーループ。

ジャンプの減点ポイント

減点ポイント
減点ポイント