東北のフィフティーンの正月越えは、今年はかなわなかった。

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青森山田(青森)は御所実(奈良)に7-55で敗れた。前半、CTB神真広(2年)が、一矢報いるトライを決めたが、以降は相手の堅守を崩せなかった。仙台育英(宮城)は、報徳学園(兵庫)のスピードに翻弄(ほんろう)され10トライを許し、14-62と大敗した。

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仙台育英は報徳学園のスピードに翻弄(ほんろう)された。前半は強い向かい風の中、キックでのゲーム展開が思うようにならず、風を受けてスピードに乗る相手を止められなかった。

後半は追い風に変わったが味方につけることができなかった。後半6分にラインアウトからモールを押し込みトライ。同17分には1回戦に3トライを決めたフランカー最上太尊(3年)が相手のタックルを振り切り強引にトライ。追い風でリズムを取り戻したように見えたが、その後も報徳学園のスピードが衰えることはなく合計10トライを許した。フランカー片山寛太主将(3年)は、「この大一番にかけてた思いが強かったので、ここで大敗してしまったこと、このチームでもう試合ができないことが悔しいです」と涙交じりに語った。

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