バスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道が20日、22、23日のアウェー名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に向け、チーム練習を公開した。橋本竜馬主将(33)は琉球ゴールデンキングス戦後の5日に新型コロナウイルス陽性判定を受け10日間、札幌市内の宿泊施設で隔離療養。16日のチーム練習再開と同時に合流し「当たり前にできたことがやれるありがたさを、あらためて感じた。感謝の思いをプレーで表現したい」と意気込んだ。

自身の陽性判定後、選手、スタッフ計20人が濃厚接触者判定を受けチーム全体が活動停止となった。9、10日の三遠ネオフェニックス戦は中止。次節に向けたリーグ統一検査では、チーム内に陽性者は出ておらず、名古屋サイドの確認が取れれば、22日からのリーグ復帰が可能となる。個人として次の試合が国内トップリーグ節目の500試合となる橋本は「周りの人たちのおかげでこの年までやれている。自分の粘り強さを、勝利に生かせたら」と思い描いた。

隔離療養期間は「1人でいろいろ考えた」と言う。特に症状はなく、海外リーグや自身のチームの映像を分析し、気づきもあった。「この間に何かできないかと。リードしている時間帯、追い掛ける時間帯で何が起きているのか整理できた。こうしたら、というものもあった」。療養解除後、1歳の長男と再会できたときは「本当にうれしかった」。1人になり感じたこと、家族と過ごす中で得た喜びもすべて、22年初白星の糧とする。【永野高輔】