2011年ラグビーW杯ニュージーランド大会で日本代表主将を務めた菊谷崇氏(42)が、日大の新ヘッドコーチに就任することになり、全国大学選手権の王座奪還に意欲を見せた。

24日、都内で開かれた同部の新ヘッドコーチ就任会見に出席。3季連続で8強入りしている全国大学選手権について、創部100周年を迎える6年後の展望を問われ「帝京大の9連覇には届かないけど、何連覇かして100周年を迎えると安心していられるだろうと思います」と力強く目標を口にした。

菊谷氏は奈良・御所工(現・御所実業)-大体大を経て、トップリーグ時代のトヨタ自動車やキヤノンでロック、フランカーとしてプレー。187センチ、100キロの体格を生かし、日本代表としても68キャップをマークした。ジョン・カーワン氏が指揮した11年ラグビーW杯では主将を務めた。

引退後は世代別代表のコーチを務めるだけではなく、小中学生を中心としたスポーツ教育を行う会社を立ち上げるなど幅広く活躍。今回のHC就任には当初迷いはあったというが、中野監督からの熱心な誘いや自身の掲げるビジョンと一致していることから快諾。就任は3月1日付だが、既に昨季の主将、副主将と面談をしたり、チームのミーティングに参加したりといち早く溶け込もうと動いている。

今後について「地獄を味わってもらおうかな」と王座を勝ち取るためにしんどい練習もいとわないが、一方的な指導にならないよう注意。130人を超える選手たちに「なぜするのか」「どのようにするのか」を説き続け、選手たちの主体性を育む指導を心掛けるという。

菊谷氏は「今はラインアウトモール1択なのでボール回しができるチームにしたいが、そもそも自分たちがしたいラグビーは何なのか。選手と一緒にコミュニケーションを取りながら考えていきたい」と全身全霊で臨むつもりだ。【平山連】