前身のトップリーグで昨季優勝を飾った埼玉パナソニックワイルドナイツが、今季無敗で首位の東京サントリーサンゴリアスを止めた。

埼玉は前半3分、日本代表SO松田力也(27)のPGで先制。一時14点を追う展開となったが、同20分に左ラインアウトから日本代表フランカーのベン・ガンター(24)がトライを挙げて反撃を開始した。4点を追う同38分にはモールを押し込んで日本代表フッカー坂手淳史(28)が逆転トライ。後半は相手に得点を許すことなく、着実にリードを広げた。

途中出場した埼玉のフッカー堀江翔太(36)は「頭が大きくてヘッドホンがつぶれてしまった」と苦笑いしながら、電話するように左耳にスポンジ部分をあて「練習でやってきたことを、100%やりきろうとしました。毎回1歩1歩、どの相手でも、前の試合より良くしていこうと話している。結果が伴って良かったです」と冷静に振り返った。

埼玉は新型コロナウイルスの影響で開幕節から2試合連続で不戦敗扱いとなった。そこから破竹の5連勝。本拠地でライバルを倒し、さらにギアが上がりそうだ。