バレーボールVリーグ1部男子・東レの日本代表セッター藤井直伸(30)が27日、自身の公式インスタグラムを更新し、ステージ4の胃がんと医師から宣告されたと公表した。先月8日のリーグ戦出場後、欠場を続けていた。

昨年末から目の不調を抱え、要因を調べるための検査入院で病気が発覚した。「僕の体に胃がんが見つかりました。目の症状は、胃がんが脳の方にも転移していることが影響しているみたいです。転移は複数ある可能性があるとのことです。以上のことから『胃がん ステージ4』と診断されましたことをご報告いたします」などと伝えた。

藤井は順大から2014年に東レへ入部した。17年に日本代表に初選出。昨年の東京五輪にも出場するなど、国内トップ選手として活躍してきた。「バレーボールからは少し離れることになりますが、今回の闘病がこれからの人生にとってプラスになるように、一回り大きな人間になって帰ってきます!!」。さらに追伸として「現在の治療状況ですが、欠場させていただいている間に頭の放射線治療は終了いたしました。明日から抗がん剤の治療に入る予定です」と記した。