男子100メートルバタフライは水沼尚輝が日本記録の50秒86で優勝。従来のタイムを0秒14上回り、13年ぶりに更新した。

自身としては快ペースでレースを進めている感覚はなかったそうで、「タッチしたあと日本記録の場内コールが聞こえ、『誰なんだ?』と思ったら自分だった」と目を丸くした。東京五輪に同種目で出場し、準決勝に進出した25歳。世界選手権では決勝進出、さらには表彰台の期待が掛かる。

 

◆第19回世界選手権 6月18日から7月3日にかけて、ハンガリーの首都ブダペストで開催される。当初は21年7月に福岡市で行われる予定だったが、コロナ禍による東京五輪1年延期に伴い、一旦は今年5月へと順延された。さらにその後、オミクロン株の感染拡大を受けて来年7月への再延期が決定。それを受けて今年2月、ブダペストでの開催が急きょ決まった。競泳、飛び込み、水球、アーティスティックスイミング(AS)、オープンウオーターを実施。