トップリーグ昇格イヤーの初陣を飾る。バドミントンのコンサドーレが、23日開幕の北海道実業団選手権(北ガスアリーナ札幌46)で今季初の公式戦に臨む。昨季S/Jリーグ2部を制し今季、ついに目標としてきたS/Jリーグ(11月5日開幕)に初参戦する。新田真剣佑似のイケメン辻凌也と高校時代に全国準優勝を経験した道産子実力者、斉藤大樹(ともに22)の2選手を新戦力に加え、まず道実業団選手権を2連覇し、地元札幌でも開催される秋のリーグ戦に弾みをつける。
大事な1年の初戦で勢いをつける。新加入の辻、斉藤の2人は既にチーム入り内定後の昨年11月、S/Jリーグ2部を経験。辻はシングルスで5戦3勝、斉藤も豊田通商戦のシングルスに出場し、敗れはしたが1-2と善戦した。4月から晴れて正式に加入。最初の公式戦となる道実業団に向け辻は「リーグ戦のJR北海道戦で勝つことができなかった。今回の大会でリベンジしたい」。斉藤は「出番が来たら、チームに流れを持ち込めるような戦いをしたい」と意気込んだ。
17年の発足から6年目。着実に強化が進む。昨年は中学高校時代に日本一を経験した山沢直貴、本田大樹(ともに23)の実力者2人を加え、初めて道実業団で優勝。11月のS/J2部は6勝1敗で制し、今季からのS/Jリーグ昇格を決めた。吉田仁監督(41)は「立ち上げから徐々に選手層も厚くなってきた。まずは北海道のライバル、JR北海道といい試合をして、できれば勝って、22年のスタートを切りたい」と、道実業団2連覇を目標に掲げた。
新戦力にかかる期待も大きい。辻は強烈なスマッシュ、斉藤は長いラリーに持ち込み加点する粘り強さが武器だ。目鼻立ちのはっきりした辻は俳優の新田真剣佑似も「有名人に似ているというのではなく試合で活躍して辻凌也の名前を知ってもらいたい」。斉藤は浪岡高で全国準優勝を経験も、敬和学園大では全国舞台で納得いく結果を出せず「コンサドーレで日本一を目指したい」と意気込んだ。
メンバー8人は原則、一般企業で働きながら平日午後や夜に子どもや一般生徒相手の教室で指導に携わる。8月にはレディーススクールもスタートするとあり、今季の躍進は大きなPRになる。吉田監督は「レベルの高いトップリーグに向け体力や下半身強化を徹底してきた。どれだけやれるかを確認したい」。地道に結果を積み重ね、バドミントンのコンサドーレを売り込んでいく。【永野高輔】
○…今季から渡辺俊和(24)が新主将に就任し、8人のメンバーをけん引する。大越泉前主将(29)と同じ埼玉栄出身で、同高や早大でも主将を経験してきた。昨年4月に右膝半月板の手術を受け昨季S/Jリーグ2部での出場は1試合にとどまったが、リハビリを経て順調に回復。今季初の公式戦へ「タフな試合になると思うが、しっかり優勝し、応援してくれる人や支えてくれるスポンサーの方たちに恩返しできるように」と強い口調で話した。
◆バドミントン・コンサドーレの歩み サッカーJ1札幌の関連社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブにより17年に発足。18年2月にチャレンジリーグ2部(旧日本リーグ4部相当)に初参戦し優勝。19年にはチャレンジリーグ1部で優勝し、入れ替え戦にも勝ちS/Jリーグ2部に昇格。同年11月のS/Jリーグ2部では5勝2敗の準優勝で昇格を逃す。20年はコロナ禍でリーグ中止。昨年11月のS/Jリーグ2部は6勝1敗で優勝し、S/Jリーグ昇格を決めた。


