東京オリンピック(五輪)競泳女子2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)が19日、6月開幕の世界選手権(ブダペスト)へ向けての意欲を口にした。

出国前に都内で取材対応した大橋は、「手応えのある練習をし、泳ぎの感覚を得ている」と明るい表情。スペイン・バルセロナとフランス・カネで行われる欧州グランプリにまずは出場予定で、「どういった泳ぎができるか楽しみ」。

ブダペストは17年世界選手権で日本記録をマークして銀メダルをつかんだ舞台。「相性が良いと思う。もう5年前になるけれど、あのときのように周りも巻き込んで、周りも自分もわくわくするようなレースができるかなと思う」とうなずいた。

9月のアジア大会(中国・杭州)が延期されたことについては、「冬には世界短水路があったりと、試合はいくつかある。秋に強化できるタイミングができたのはいいこと」。前向きに受け止めつつ、「仮に1年延期された場合は世界水泳が2回あり、その間にアジア大会となる。五輪前年にみっちり強化するタイミングが取りづらい」とも話した。