北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレが2年ぶり3度目の日本一に輝いた。中部電力は3年ぶり制覇ならず。
昨年9月に激闘を繰り広げて北京五輪出場を決め、2月には五輪2大会連続メダルとなる銀メダルを獲得した今シーズン。その最後を優勝で締めくくった。
【カーリング】ロコ・ソラーレが2年ぶり3度目V ホーム常呂町で「マスト・ハブ・ファン」貫く
【カーリング】「最後まで戦った自分たちにお疲れさまと」ロコ・ソラーレ、中部電力と8人でハグ
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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中部電力 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 3 |
ロコ・ソラーレ | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | X | 7 |
試合経過
第1エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
中部電力が先攻、ロコ・ソラーレが有利な後攻。ロコがリード吉田夕の2投目でコーナーガード配置。互いに氷を読みながら、ドロー、テークともショットの感触を確かめる。2点パターンを作れないと判断したロコが作戦を切り替えてブランクエンド狙うが、スキップ藤沢の最終投がヒットして残る。不本意な1点先制で1ー0。
第2エンド(後攻は中部電力)
先攻のロコのセカンド鈴木の一投目が中電のガード石をはじき出してしまう。フリーガードゾーンルールに抵触して無効に。ロコは藤沢が一投目で狭いラインを決めてダブルテークアウト、大量点の危機は脱出。中電の北沢の最終投は2点好機もテークで自分の石もはじき、1点のみ。1-1。
第3エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
センターガードの裏でハウス中心付近に石が集まる展開。ロコのサード吉田知が一投目で自軍敵軍合わせて3つの石をはじき出し、ハウス内の石が一気に減る。最後は藤沢がしっかりピールを決めて、両軍に得点入らないブランクエンドに。1-1。
第4エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
中電は縦に2つ石を並べるダブルセンターガード選択。ロコのリード吉田夕が得意のウィック(ガードをはじいてずらす)に成功して対抗。ロコはスキップ藤沢の2投を残し、中電にNO1、2を取られている劣勢を盛り返す。最後は4人のコミュニケーションで狭い軌道に石を運び、相手の石に当てて押し下げて2点獲得。3-1とリード。
第5エンド(後攻は中部電力)
中電は左右にコーナーガードを配置。セカンド鈴木のトリプルテークアウトで攻勢に。ロコはサード吉田知がギリギリにガードをかわすナイスショットを2投決めて踏ん張る。中電はスキップ北沢の一投目が短くなり、複数点が難しくなる。1点を取らされて前半終了。3ー2で後半へ。
第6エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
休憩明けて氷の状況が変化しやすいエンド。ロコのリード吉田夕の一投目が珍しく長くなってハウス外へ。センターラインに縦に石が並んでいく展開。中電のスキップ北沢の2投目は狙いを外れてガードに当ててしまい、自軍の石もハウスからはじき出してしまう。ロコのスキップ藤沢は難なくショットを決めて2点獲得。5ー2とリードを広げる。
第7エンド(後攻は中部電力)
複数点がほしい中電は左右にコーナーガードを配置。ロコはサード吉田知がダブルテークアウトで、相手の石をハウス内から全てはじき出す。スキップ藤沢の2投目もガードをかわしてテーク成功。中電は1点を取るしかない形になり、5-3。
第8エンド(後攻はロコ・ソラーレ)
ロコはリード吉田夕がウィック2連発でガードを外していく。中電はサード中嶋が押し戻し、スキップ北沢の一投目は短くなったが、ハウス内の有利は保った。ロコはスキップ藤沢が最終投のテークで1点を確保。6-3で終盤へ。
第9エンド(後攻は中部電力)
中電はコーナーガードを縦に2つ並べる。ロコは4人でしっかり話し合ったサード吉田知の2投目など、互いの声かけが一層密に。ロコはスキップ藤沢の一投目でNO1、2を確保。中電のスキップ北沢の最終投は1点取るか、ダブルテークアウトでブランクエンドにするか迷う場面に。タイムアウトで検討した結果、ブランクを選択するが、はじき出しきれずに1点スチールを許した。7-3となってコンシードとなり、試合終了。