世界選手権代表の中部電力は3年ぶりの優勝に届かなかった。

北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレに有利に試合を進められ、第9エンド終わったところでコンシード。3ー7で試合を終えた。

スキップ北沢育恵は「反省点がいっぱい見つかって、直すところがいっぱい。まずはゆっくりして直したい」「最後に自分たちの力を出しきれなかった。それが悔しい思いになった。悪い内容ばかりではなかった。いいところは自分たちを褒めて、悪いところは反省したい」と反省しながら、前を向いた。

サード中島星奈も「いまの試合はジャッジのミスやアイスの読み、小さいミスが少しずつ出てしまい、トーナメントになってから調子は上がってきたと思うが、ミスが多く出てしまい、そこが課題が残る試合になってしまった」と振り返った。

世界選手権ではリザーブの松村千秋も含めて、各自が複数ポジションをこなしながら挑んだ。逆に今大会はメンバーを固定し、決勝まで勝ち上がった。北沢は「また海外遠征を。自分たちの経験値、戦略などさまざまなことを学べる場と思っている。遠征のときはパワーアップした中部電力を見せたい。私たちのチームは波が大きい。それをどう縮めるか。調子の波を安定できるようにしていきたい」と来季を見据えた。

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