北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレが2年ぶり3度目の日本一に輝いた。3年ぶりの優勝をかけた中部電力に対し、安定したショットを続けてリードを許さず。第9エンド終わったところで7ー3として日本一を決めた。

スキップ藤沢五月は、「最後まで私たちらしいカーリングができたのが何よりうれしい」と明るく話した。喜怒哀楽、感情を表に出して4人がコミュニケーションする。それを正確なショットにつなげていく。

そのスタイルは試合後の優勝インタビューでも。チーム最年長、リザーブの石崎琴美が「今季、やっと最後の試合と思ってて、本当に長いシーズンで、4人がけがなく、病気なく…」と涙声で話しだすと、すかさずサード吉田知那美が「『ケガなく』で泣くのはお母さんだからさ」と弾んだ声で優しく突っ込み。みなで笑い合った。

今大会のチームテーマも、“楽しまなければ”という意味を持つ「マスト・ハブ・ファン」だった。ロコ・ソラーレとっては本拠地であり、生まれ育った北見市での試合。セカンド鈴木夕湖は「決勝も、いつもよりも地元ということあるのか、そこまで緊張しないで楽しめたかなと思います!」と振り返った。