北京オリンピック(五輪)銀メダルのロコ・ソラーレが五輪後、国内では初の公式戦となる中部電力戦に臨み、接戦の末、白星発進した。

6-4と2点リードして臨んだ最終エンドでは、スキップ藤沢五月(30)が1投目に、ガードで狭くなった隙間を通し、半時計回りでカーブをかけ、ストーンが密集したハウスの中央に入れる絶妙なショットを披露。相手スキップ北沢育恵(25)のミスを誘い、3連続スチールで勝ちきった。

序盤は劣勢も、徐々にペースをつかみ、世界選手権出場の難敵から勝利をもぎ取った。藤沢は「初戦にしてはめちゃくちゃいい試合ができた。いい試合をすると氷の情報もゲットできていい。後半、私のミスで2点取られそうだったりした場面もあった。普段より若干滑るアイス。もっとスイープを生かせるショットもしたいと思った」と次戦への課題を挙げた。