東京五輪2冠の大橋悠依(26=イトマン東進)と、初出場の谷川亜華葉(19=イトマンSS)が、いずれも決勝進出を決めた。

予選最終3組に登場した大橋は4分39秒52で2着、全体6位に入った。同組で泳いだ谷川は4分40秒70で3着、全体8位で決勝に滑り込んだ。

初日の200メートルでは準決勝で敗退していた大橋は、最終日に向けて懸命に立て直してきた。「切り替えるのがすごく難しかった。全力を振り絞って予選を泳いだ」と振り返った。

今大会ようやく出番がやってきた谷川は、泳ぎ切ったあとに涙。「このレースを迎えるまでにいろいろなことがありすぎて、泳げるかすら分からなかったが、自分を信じることだけを考えて今日を迎えた。朝のレースで40秒というタイムを出せて、ほっとしてこみ上げてきた」と喜んだ。