22年度「上月スポーツ選手支援事業」認定式と21、22年度の国際大会成績優秀者をたたえる「上月スポーツ賞」表彰式が5日、都内ホテルで行われた。

昨夏の東京オリンピック(五輪)競泳女子で個人メドレー金メダル2個の大橋悠依(26=イトマン東進)は「大学生のころから支援していただき、五輪で結果を出すことができ、本当にうれしく思っています」と感謝した。

来年の世界水泳(福岡)や24年のパリ五輪に向けて「体をつくっている状態」と現状を語り「もちろんパリでのメダルは視野に、でも今は負傷が多かった左脚や右肩を中心に、故障せず自身をコントロールできるようになれば」と心情を口にした。

そのために約1カ月前から、ウエートトレーニングに取り組む回数は週2回から3回に増やしたといい「月に4回、増えるイメージで。なかなか水中練習を積むことが減ってきた中、体を大きく強く、という全体的な筋力増に加え、けがの予防も目的にしている」と狙いを説明した。

その過程で次戦はいつになるのか。栃木国体はエントリーしなかった中で10月の日本短水路選手権を挙げつつ「でも、試合があると試合に向けてつくりたくなってしまう。焦らず、今はもっと大きなベースアップに時間をかけたい。年明けになるかもしれません」というプランも示していた。

また、今年6月の世界水泳権(ブダペスト)男子200メートル個人メドレーで銅メダルを獲得した瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)は「長い間サポートしてもらっていて、支えに感謝し、また頑張っていきたい」とこちらも感謝を口にした。

瀬戸は、競泳が17~19日に行われる栃木国体に出場予定。「世界水泳より、いい泳ぎができそう。200メートルの個人メドレーで世界水泳の記録を上回れるよう、思い切った練習もしていきたい」と燃えていた。【木下淳】

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