もっと心を震わせる演技を-。6日(日本時間7日)に閉幕した体操の世界選手権(英国リバプール)男子個人総合で金メダルを獲得。団体、種目別の鉄棒でも銀メダルを獲得した橋本大輝(21=順大)、種目別決勝の女子平均台で金メダルを獲得した渡部葉月(18=中京ク)ら、男女代表各5人、計10人が8日、羽田空港に帰国した。

橋本にとって、最も狙っていた団体の金メダル奪回。しかし、銀メダルに終わっただけに「金メダルを取り戻せなかった悔しさがある」が第一声となった。大会前の現地合宿で両手首を痛め、本調子ではなかった。

それでも、しっかりと切り替え個人総合で金メダルを獲得したのは、さすが東京五輪同種目の金メダリストだ。「タイトな状況の中、過去最多の19演技をし、すべてメダルにからみ、やりきった感じはある」と、胸を張った。

4月から新ルールが適用されて初めて出場した国際大会だった。手探り状態で挑んだ演技だったが、「個人総合で金を取ったが、もう一つ心を動かす演技をしたい」。それができた時、「今度は団体で金」がついてくる。