F1第21戦サンパウロGP決勝が13日、行われ、メルセデスAMGのジョージ・ラッセルがF1参戦81戦目で初優勝を挙げた。2位にはルイス・ハミルトンが入り、メルセデスAMGは今季初優勝を1-2フィニッシュで飾った。

スプリントレースを制したラッセルはその勢いのままスタートを決めてレースをリード。後方ではハミルトンがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と接触して10位まで後退し、フェルスタッペンはフロントウイングを壊してピットインを余儀なくされ最後尾まで後退した。

これで争う相手がいなくなったラッセルはセルジオ・ペレス(レッドブル)やカルロス・サインツ(フェラーリ)に対してギャップを築きながらタイヤをいたわってペースをコントロール。レース終盤の54周目にセーフティカー導入でギャップが縮まり、2位まで挽回していたハミルトンと秒差の残り12周のバトルとなったが、付け入る隙を与えずそのままトップでチェッカードフラッグを受けた。

「アメイジングな気分だよ。チームのみんなに本当に感謝している。(マシン開発につまずき)ジェットコースターのようなシーズンだったけど、みんなの力でここまで挽回してきたんだ。ルイスはものすごく速かったしずっと大きなプレッシャーを感じながらのとてもタフなレースだったけど、勝てて本当に嬉しい。チェッカーを受けた後は両親とともにカートを始めた頃から今に至るまでの記憶が蘇ってきたんだ。今は本当に言葉もないよ」

角田裕毅は予選とスプリントレースでのマシン不調を受けて、セットアップを変更してピットレーンからのスタート。それでもマシンのグリップ不足は依然として解消せず苦しいレースを強いられ、終盤のセーフティカー導入時にピットインしタイヤ交換を行なったが、その際に速度制限のないピット入口手前の区間でラッセルを抜いて同一周回となっていたため、ピットアウト後に隊列に戻った際に周回遅れを取り戻す措置の対象とならず。結果として他車から1周遅れの最後尾17位でレースを終えることとなった。(米家峰起通信員)