競泳の男子200メートル平泳ぎ元世界記録保持者の渡辺一平(25=トヨタ自動車)が4日、飲食店で暴力沙汰を起こしたとの一部報道を否定した。

この日はジャパンオープン最終日(東京辰巳国際水泳場)の男子200平泳ぎに出場。予選を終えたあとに取材対応し、「僕自身や(同席した)学生を含め、暴力沙汰ということは事実としてありません」と話した。

飲食店で後輩と飲酒していた際、「グラスやパーテーションを故意ではなく壊してしまったところから口論になった」と経緯を説明。「仲裁に入ったときに転倒するなどしてしまい、顔だったりにケガをしてしまったのは事実」とした。

警察の事情聴取に対応し、後日、店側に謝罪をすませたという。「このような形でお騒がせしてしまい反省しております。申し訳ございませんでした」と頭を下げた。今後については「社会人として行動を改め、水泳に集中して、応援してくださる皆様にいい結果を届けられるように頑張っていきたい」と話した。

渡辺はこの日の予選では2分11秒68で全体3位に入り、午後の決勝に進出した。