B1仙台89ERSが新潟アルビレックスBBとの2戦連続となった延長戦で75-79と競り負け。連勝が「3」でストップした。

第3クオーター(Q)残り4分22秒で54-43と最大11点をリード。だが、そこから得点が決まらない。その間に新潟に猛追され、第3Qを57-53。第4Qで流れを変えたかったが、開始から4分間も得点できず流れは悪いまま。残り6分16秒で57-59と逆転を許した。

何としても勝ちたい試合だった。59-59と振り出しに戻して迎えた第4Q残り5分12秒、フリーでボールを受けた加藤寿一(29)が3点シュート(3P)を沈めて62-59。チームにとって大きな1本だったが、加藤が残り2分43秒、相手選手と接触してコートに頭を強打。右前頭部から出血し、コートを後にした。加藤の気迫に勝利で応えたかった仙台は66-59と一時7点リードを奪ったが、新潟にじわじわと差を詰められ、68-65で迎えた残り9秒に痛恨のパスミス。残り1秒を切ったところで3Pを決められ延長戦に突入。勝負どころでのミスで自滅した。

流れが新潟に傾く中、延長開始24秒、ここまでわずか2得点に抑え込まれていたジャスティン・バーレル(34)がレイアップシュートを決め、残り2分25秒には今季から導入されたヘッドコーチチャレンジを成功させ、失点を覆すなど奮闘したが惜しくも敗戦。藤田弘輝ヘッドコーチ(HC=36)は「昨日の反省が今日もそのまま繰り返された。悔しくてたまりません」と悔しさをあらわにした。