今季のグランプリ(GP)シリーズで3位2回の住吉りをん(19=明治大)が4回転トーループ成功へ入念調整した。

曲かけを終えた後に降りる場面があるなど、準備は順調な様子。「去年みたいに何もかかってない試合ではないので、少し緊張感はありますけど楽しみたい。体力不足を感じたので、とにかく曲かけを増やして体力強化してきました。2倍とか3倍くらい。NHK杯からずっと調子が上がっていなかったんですけど、ここ数日、すごく調子が良くて。このリンクも、すごく浮くリンクだったので。このままの調子で、変に力を入れずに跳べたらな」と4回転トーループ成功への意欲を示した。

その練習状況については「軸がいいところに作れないと、私の場合は後ろに動いていってしまう。降りられるようになった理由は、やっぱりアドレナリンが出たり、気持ちが集中してきたところはあると思います」とし「ジャンプの距離、高さは、割と勝手に出るので。軸をしっかりして速く回転を始めるようにしています」と極意を口にした。