アランマーレ秋田が新潟との「日本海ダービー」を81-50で制し、Wリーグ参入後初の同一カード連勝に王手をかけた。佐藤千裕(25)は父祐司さん、学生時代の指導者らが見守る中、3試合連続2桁となる11得点をマークした。

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佐藤千は、父祐司さんの思いがなければ、Wリーグでプレーしていなかったかもしれない。石川・津幡高卒業後の進路について3年の5月までは「(私は)バスケットをやめて就職すると言っていたので、父も就職すると思っていたと思います」と振り返った。

だが、父は違った。「(競技を)続けてくれ。ここでやめたら中学や高校の先生に申し訳なくないか」。父の現役続行の思いを聞き、北陸大(石川)に進学し、社会人リーグのアランマーレ秋田へ加入。1年半後、Wリーグのコートに立った。

小学3年で競技を始めた時は「中途半端にはやるな」と念押しされた。そして、試合後の食事は“振り返り”の時間だったという。「父はバスケットを知らないのに怒ったり(笑い)。でも、それだけ本気でやってほしいから、お父さんも本気で向き合ってくれたのかな」。あの時間、あの言葉がなかったら、ここにはいない。感謝の思いを胸にもっといいプレーを見せる。【相沢孔志】