張本智和(19=IMG)、早田ひな(22=日本生命)組が2連覇を達成した。

この日の準決勝を3-0で制して迎えた決勝。田中佑汰(愛知工業大)、田中千秋(豊田自動織機)組を3-0(11-4、11-8、11-6)で下した。第3ゲーム(G)、最後の得点をつかむと、2人は腰元で右手を合わせた。早田は「昨年の反省を生かし、今回は初戦からいい試合ができた。勢いがついて自信にもなり、2連覇ができて良かったです」。張本は「パリ五輪の混合ダブルスで金メダルを取りたい」と約1年半後の大舞台を意識した。

張本、早田組はシングルスのパリ五輪(オリンピック)代表選考ポイントで男女のトップに立つ。前日25日の準々決勝後には張本が「気を引き締めて戦えば優勝できる」と言い切り、早田も「シングルスでなかなか当たったことがない選手。どういうサーブを出すのか分かりにくい。ビデオを見て、どういうのがあるのかを把握して、試合に入ってから2人で話し合って調整すれば優勝できる。やるべきことをやって臨みたいです」と誓っていた。

互いにこの日、男女のダブルスで初戦(4回戦)を突破。夕方からシングルスの戦いも始まり、3冠に向けて、まずは最初のタイトルを手にした。【松本航】