GPファイナルを制し、ショートプログラム(SP)2位の三原舞依(23=兵庫)は、フリーは130・01点、合計207・11点の3位だった。

抜群の安定感で魅了してきたフリー。この日は4つ目のジャンプとなった3回転フリップで転倒、ステップシークエンスでも転倒判定を受けるミスが出た。

時差に苦しんだ。優勝した世界ユニバーシティ冬季大会の開催地の米国から今月中旬に帰国したが、これまでにない時差の影響を感じている。「昨日もどこの時差か分からない時間に生活していて。それはそれだと思って、今日、ここに来ることができたのはすごく良かったとは思うんですけど、まだまだ練習を積んでいきなさいということだと思うので、練習あるのみかな」と意味を見いだした。

言い訳はしない。タイトな日程も成長のため。

「忙しくスケジュールがぱんぱんに詰まってる方が生きてる感があるので、しっかりこの生活ができるのもあと数年しかないと思うので、しっかりその瞬間を楽しんで、どんな時も全力で頑張れるようにしたいです」。

疲労感はある。ただ、同時に貴重な充実感も抱えながら、シーズン終盤に向かう。

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