昨年の北京オリンピック(五輪)銀メダルで連覇が懸かるロコ・ソラーレが、前年準優勝の中部電力との首位直接対決を制し、通算5勝1敗で単独トップに立った。

1次リーグ最終日となる3日にロコ・ソラーレは2試合を行い、午前9時からは“妹分”にあたるLS北見(ロコ・ステラ)との姉妹対決が日本選手権で実現。育成チームのロコ・ステラは、ロコ・ソラーレの創設者で代表理事でもある本橋麻里がサードを務め、若い選手とともにプレーしている。

ロコ・ソラーレのスキップ藤沢五月は「ステラとの試合機会はなかなかなく、久しぶりの対戦。ずっと日本選手権を目標にしてきたチームとここで対戦できることはうれしい。そしてなによりも、また麻里ちゃんと氷の上で試合できることがうれしい」。日本一を決める大舞台での“真剣勝負”を心待ちにした。

ロコ・ステラはこの日、フィロシーク青森に敗れて2勝4敗。黒星が先行するが、強敵中部電力と接戦を演じ、好調SC軽井沢クラブから逆転勝ちをもぎ取るなど、大会を通じて成長の跡を示している。藤沢は「私たちもステラから学ぶべき部分はたくさんある」と強調し、「ステラの若さと良い部分を、どんどん吸収したい」。後輩たちに胸を貸すというよりは、対戦を通じて何かを得られることを楽しみにしている。