バレーボール男子の日本代表選手として2021年の東京五輪に出場した藤井直伸(ふじい・なおのぶ)さんが10日に死去した。31歳だった。

所属するVリーグ1部の東レアローズは「人柄も含めチームの中心であり今後の活躍を嘱望されていた選手を失ったことは悲しみに耐えません。

生前のご厚誼を深謝し、謹んでご連絡申し上げます。

また、生前の功績を偲び、ご冥福を心よりお祈りするとともに、ご家族様へ心から哀悼の意を捧げます」とコメントした。

藤井さんは宮城・古川工高から順天堂大を経て東レ入り。2017年から代表に選ばれ、攻撃を指揮するセッターとして活躍した。

昨年2月に自身のインスタグラムで「胃がんのステージ4」であることを公表。「前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っている」とつづっていた。

女子元日本代表でセッターだった佐藤美弥さん(33)と21年に結婚した。