東京五輪代表の荒井祭里(22=JSS宝塚)が、女子高飛び込みを331・70点で制覇した。予選・決勝の平均得点が参考得点の297点を大きく上回り、7月14日に開幕する世界選手権(福岡)出場が決定的となった。また、出場1組となったシンクロ高飛び込みに板橋美波(23=同)と出場し、288・78点を記録。こちらも、参考得点279点を上回り、代表内定が有力となった。
荒井は、競技を終えると安堵(あんど)の表情を浮かべた。昨年12月に右脛(すね)の疲労骨折が判明。練習量は半分以下となり、この日の試合前は「どうやって決定打をうてるかわからなかった」と不安が募った。それでも、個人予選で安定した飛び込みを見せ、316・45点を記録。「決勝はのびのびと飛べました」。結果を自信に、逆境をはね返した。
2人で「10度も合わせられなかった」というシンクロ高跳びでも好成績を残し、パリ五輪がかかる世界選手権代表入りが濃厚となった。東京五輪は6位、昨年の世界選手権は4位で、初メダルへ三度目の正直を誓う。「夏には足もよくなって仕上げられると思う。種目全部そろえてぎゃふんと言わせたいです」。最後は、1歳年上のパートナー板橋と笑い合った。【勝部晃多】


