ラグビー「リーグワン」の花園近鉄ライナーズが23日、本拠地・花園ラグビー場のある東大阪市の市役所を表敬訪問した。

今季はリーグ戦で歴代ワーストの開幕14連敗を喫するなど1勝15敗。入れ替え戦の末に1部残留を決めた。

東大阪市は“ラグビーのまち”をうたっており、NHK朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」の舞台にもなった。野田義和市長は「ライナーズ(花園)が元気でないと、東大阪も元気がでぇへん。一緒に舞いがって欲しかった」とボソリ。さらに同市長は「私が初めて選挙に出た時も最下位当選だった。それでも議員としての活動はトップ当選以上のつもりでやってきた。36年前の自分を見ている感じがした」と自身とチームを重ね合わせつつ「2025年までにライナーズが優勝して欲しい」と期待をかけた。

今季限りで退任する水間良武ヘッドコーチ(45)は「残留できたことが未来につながる」。同席したフランカー野中翔平主将は「18試合のうち15試合も負けた。甘いことを言っていると思われるかも知れませんが、それでもずいぶんいいチームになった。今後につながる。それを今後、結果で証明していきたい」などと語った。