世界ランキング7位の男子日本代表「龍神NIPPON」が、同20位の古豪ブルガリアに3-0のストレート勝利で開幕3連勝を飾った。
平均身長で約10センチ上回る相手を、試合を通してつなぎの精度で圧倒。11日、名古屋大会最後の関門、東京五輪金メダルのフランス(同4位)との対戦へ、勢いをつけた。
第1セット(S)序盤は、ブルガリアの19歳エース、ニコロフの2メートル7センチの長身を生かした強烈なスパイクに苦戦した。だが、西田有志の連続スパイク、石川祐希主将のブロックを含む連続得点など5連続得点で主導権を握ると、最後まで流れを手放さず。小野寺太志が決めて25-22で先取した。
中盤まで一進一退の攻防が続いた第2Sは、終盤に「甲斐タイム」が発動。19歳の大学2年生アウトサイドヒッター甲斐優斗がリリーフサーバーで登場すると、攻撃的なサーブで相手の守備陣を崩した。4連続得点を挙げ、25-21で連取した。
第3Sは、追いかける展開。だが、集中力は切らさなかった。相手のチャレンジで試合が中断した後に、石川祐希が連続サービスエースを決めて先に20点目を取った。デュースにもつれ込む激戦となったが、西田、石川の連続スパイクが決まり、26-24の逆転で最終Sを取った。
昨年の5位を上回るベスト4を目指す「龍神NIPPON」。11日に、フランスと名古屋大会最終戦で対戦する。