レスリングのU20アジア選手権(15~20日、ヨルダン)の男子グレコローマン72キロ級に新潟市出身の本名一晟(20=群馬・育英大2年)が初出場する。自身初の国際大会での経験を目標の全日本選手権制覇、世界選手権出場への足掛かりにする。
本名は「プライベートも含め、海外は初めてなので、未知です」と笑う。そんな不安とは裏腹に国際舞台デビューで上位進出を狙う。代表選考会を兼ねた4月のJOCジュニア五輪杯の同級で準優勝し出場権を獲得。遠征前の公式戦、6月の東日本学生新人選手権では優勝し、手応えも得た。
「海外にどんな選手がいるのか情報もあまりないけど、自分のレスリングをしたい」と今の力を出し切ることに集中する。JOCジュニア五輪杯の決勝で敗れた菊田創(青学大1年)が昨年のU20アジア選手権で3位に入っている。「それ以上の成績を取りたい」。
海外で試したい技は、のけぞりながら相手を後ろに投げる反り投げ。巻西中から進学した韮崎工(山梨)の先輩、21年東京五輪グレコローマン60キロ級銀メダルの文田健一郎(27=ミキハウス)の得意技だ。文田からもアドバイスを受けた。
父栄仁氏(47)が主宰する「巻っずレスリングクラブ」(新潟市)で3歳からレスリングを始めた。20歳になり、戦うステージが上がった。「ここで自信をつけて、世界選手権に出られる選手になりたい」。大きな1歩を踏み出す。【斎藤慎一郎】


