東京五輪代表の三上紗也可(22=日体大)が、2大会連続五輪出場を事実上決めた。予選は316・05点で2位通過。準決勝は340・55点の3位で上位12人による21日の決勝に進出。12位以内に24年パリ五輪出場権が与えられるため、決勝で演技をすれば、パリ切符を手にする。上位通過で弾みをつけて、同種目日本勢初のメダルを狙う。榎本遼香(26)は232・80点の予選34位で敗退した。

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最後の5本目を入水した瞬間、大歓声を浴びた。プールから上がった三上は、少し表情を和らげた。

「予選、準決勝と安定した演技ができてホッとしました」。予選を2位通過。パリ切符がかかる準決勝も好演技を連発して340・55点。国際大会では日本勢初の5位入賞した19年世界選手権での323・05点を上回る自己ベストを更新。飛び込み界で「世界最強」中国勢に続く3位通過だ。

4本目には秘技「5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)」で高得点の71・40点。出場52人中2人しか使わない大技だが、予選も68・00点。ハイリスクハイリターンの大技をちゅうちょなく投入した。

三上は好演技の要因を「自分の演技に集中できたこと」と説明。助走時の目線の位置など、事前に決めたポイントに意識を集中させた。その上で「失敗しても大丈夫」という大胆な心持ちで、試合に臨んだ。

21日の決勝で演技をすれば五輪代表が決まるが「まだまだ」と首を振る。19年大会の5位を超えるメダル獲得へ「(決勝進出で)最低限の目標を達成できた。明日も今日と同じように集中して演技したい」と力を込めた。【竹本穂乃加】