東京オリンピック(五輪)代表の“フクヒロペア”こと福島由紀(30)廣田彩花(28=丸杉)組が新スタイルで24年パリ五輪を目指す。

初戦に臨み、21-17、21-14で李〓(サンズイに文)妹、劉玄■(■は火ヘンに玄)組(中国)にストレート勝利。今月20日の韓国OPで敗れた相手にリベンジした。福島は「2人らしくレシーブをしながら、自分たちの攻撃パターンへ持っていけたのが大きかった」とうなずいた。

廣田が右膝前十字靱帯(じんたい)断裂を負いながら強行出場した21年7月の東京五輪は8強で敗退。同8月の手術後は国際大会で結果を残せない期間が続いたが、今年4月のアジア選手権で5年ぶりに優勝した。パリ五輪女子ダブルス代表は最大2枠で、世界ランキングでは日本勢2番手の6位につけている。

ケガを乗り越えてコートに立つ2人は、プレースタイルの変化について「勢いだけではない」と声をそろえる。廣田は会場の照明や風などを計算しながら戦術を組み立てていると説き、「うまく点数を取れるところが違う。ケガ前は勢いで取れていた」と分析する。福島も「昔は先輩方にやられていたことを、今は自分ができている。勢いだけではないのは変わった部分」と成長を実感する。

パリ五輪の選考対象となっている同大会。次戦以降へ「良い時もあれば、悪い時もある。悪い時にどうできるかが課題。そこを乗り越えれば勝ちにつながる」と見据えた。