世界ランキング20位の古賀輝(29)齋藤太一(30=NTT東日本)組が、同3位の中国ペアをストレートで撃破した。

21-16、23-21で梁偉鏗、王昶(中国)組を下した。勝利の瞬間は大歓声に包まれながら、両手を広げてガッツポーズ。齋藤は「2ゲーム目を取りきりたいと思っていた。しっかり勝てて、ホッとしたというのが一番です」と喜んだ。

1-0で迎えた第2ゲーム(G)では、先に20-17とマッチポイントを握ったが、そこから4連続失点。20-21とゲームポイントを奪われた。

「今までは勝ちを意識すぎていた」と古賀。冷静に相手と相対し、3連続得点で再逆転した。格上との勝負を制し「しっかり準備できて、ひかずにラケットを振れた」と確かな手応えを得た。

5月から24年パリオリンピック(五輪)選考レースが始まっており、2人にとって五輪への挑戦は「最後」と位置づけている。昨年から体重を5キロほど落とし、体を絞り直した古賀は「次があると思うと、この年もダメになると思う。まずはこの1年、しっかり頑張りたい」と覚悟に満ちている。

4月に30歳となった齋藤も表情を崩さず、言葉に熱を込める。「1試合、1試合、自分のできることを全力で出し切るだけ」。五輪レースは来年4月末まで続く。先を見ず、目の前のゲームに力を注ぐ。