世界ランキング1位の山口茜(26=再春館製薬所)が大会3連覇を逃した。

同8位のG・トゥンジュン(インドネシア)に11-21、21-11、18-21で敗北。「プランがはっきりしなくて、主導権を握られてしまった」と悔しげに振り返った。

「低い展開がうまい選手」と心得て臨んだが、第1ゲーム(G)は大差で落とした。「なかなかコートを広く使えなかった」。第2Gからはシャトルをコーナーギリギリへコントロール。1度もリードを許すことなく奪い返した。

ただ、第3Gは前半にリードされる展開となり、第2Gの攻めを発揮できなかった。「相手の上からのショットへの対応が難しかった」。15-19から3連続得点で挙げるなど、粘り強く追い上げたが、最後は力尽きた。

「自分がどういうプレースタイルにするのか定まらなかった」と分析し、「ここで点数を取れるという1本の芯がなかった」と敗因を挙げた。

ここ数年のツアーでは、世界ランキング2位のアン・セヨン(韓国)、3位の陳雨菲(中国)、4位の戴資穎(台湾)が4強の常連。山口は「ベスト4に入るのが任務みたいなところがある」と苦悩を明かす。“勝って当然”との重圧の中で、葛藤を抱えている。

「実力、安定感、底力、地力のところで、勝てないわけではないけど、違うなと感じている。求められている結果とのギャップがある」

1つ1つ言葉を選びながら、胸の内を明かした。

8月下旬には2連覇中の世界選手権(21~28日、デンマーク)を控える。「自己満足でいいと思うので、自分が納得する練習が必要かなと思う」。開幕まで1カ月を切った今、自分を信じきれるだけの材料を積み上げていく。