マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が勝利を収めた。

午前中に行われたシュートアウトも前日の予選と同様にウエットコンディションから路面が乾いていく展開の中で、フェルスタッペンがトップタイムを記録してスプリントレースの先頭スタートを獲得。2番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手にはカルロス・サインツ(フェラーリ)という順になった。

スプリントレースの開始直前に再び激しい雨が降りだし、30分間のディレイの後にセーフティーカー先導でスタートが切られた。5周の先導走行を経てスタートとなると、水量が減った路面に対して半数のドライバーがピットインしてインターミディエイト(浅溝)タイヤに交換。先頭走者ゆえピットインのリスクを冒せなかったフェルスタッペンは翌周ピットインし、ここでタイヤ交換を済ませていたピアストリが首位に浮上した。

しかしマシン性能に勝るフェルスタッペンは6周目にピアストリを易々と抜いて首位を奪い返し、そのまま後続を大きくリードして残り6周で6.6秒差を付けてトップでチェッカーを受けた。

「スタート時にピットインすれば後続車にブロックされて(ピットアウトできず)大きく順位を落とす恐れがあったから、あれは安全策だったんだ。インターミディエイトに履き替えてからは圧倒的な速さがあったし、問題ないよ。明日もスタート直後のターン1などいろんなことが起きる可能性があるけど、そういったトラブルに巻き込まれないように走ることが重要だ。僕らには速いマシンがあるからね」

新人ピアストリはF1で自身初のリードラップを記録したが「何周かリードできたのはとてもうれしかったしずっと忘れないよ。ベストは尽くしたけどマックスが速すぎた。(決勝ではないので)表彰台ではないけど初めてトップ3でフィニッシュできたのも良かった」と笑顔を見せた。

角田裕毅はスプリントシュートアウトが最後に自己ベストを更新できなかったことで16位に終わり、フェルスタッペン同様にスタート直前にピットインしなかったことで18位まで後退。さらに3〜5周目のセーフティーカーからのリスタート時にタイヤをロックさせてコースオフし、最下位に転落したまま浮上できず18位でレースを終えた。(米家峰起通信員)