フィギュアスケートの元全日本女王、紀平梨花(21=トヨタ自動車)が4日、X(旧ツイッター)を更新し、かつて19、20年に2連覇した全日本選手権の予選となる中部選手権(22~24日、名古屋市)にエントリーしないと発表した。「今年は怪我(けが)の完治を優先」させる。

24年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)代表最終選考会を兼ねた、全日本選手権の出場資格を失う。グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(10月27~29日、バンクーバー)へ出場する可能性は残すが、過去に世界選手権表彰台の経験はなく、全日本選手権に出られなければ救済による世界選手権代表入りの可能性はない。

紀平は21年7月に右足首を負傷し、22年北京五輪(オリンピック)シーズンの全競技会を欠場。22年の全日本選手権も11位にとどまり、表彰台で与えられる23年の同選手権のシード権を持っていなかった。

X全文は以下の通り。

みなさまこんばんは(月の絵文字)

いつも応援ありがとうございます(星の絵文字)

今年の大会についてです。

今年の中部選手権はエントリーしないことをお知らせさせていただきます。

以前からの右足距骨疲労骨折ですが、昨年の全日本選手権で悪化し、現在かなり回復しましたが、まだ完治には至らず、この決断をさせていただきました。

また、昨シーズンのように、怪我を抱えたまま練習も試合も全力を尽くせず、成績も中途半端になるというのを繰り返したくはなく、2026年ミラノオリンピック(五輪)の夢に向け、今年は怪我の完治を優先しようと、コーチとミーティングを重ね決断いたしました。

現在、怪我も完治に近づいてきているので、カナダのトロントのブライアンコーチの元で、氷上練習、オフアイストレーニングの強度を徐々に上げていっているところです。

GPシリーズカナダ大会は、まだ少し時間があるので、状態を見極めながら考えようと思っています。

来シーズンは、まず健康、そしてパフォーマンスも完全に復活し、全力でトップを目指していけたらと思っております。

これからも、まさに今も、全力で氷上練習、オフアイスに励んでいきます。

目指すは2026年ミラノオリンピック。

これからも引き続き応援、見守っていただけると嬉(うれ)しいです。