バレーボール女子V2リーグ・ブレス浜松の選手ら4人がこのほど、掛川市立原谷小を訪問し特別授業を行った。OP若泉佳穂(24)、今季加入したOH早川京美(22)らが参加。この日、合同授業で訪れた同市立原田小の10人を含む4年生計52人に、パスやアタックなどの実技指導を通じて競技の楽しさを伝えた。

教員免許を取得している選手2人は丁寧に分かりやすく指導。オーバーパスでは「両手で、おにぎり形を作ってトスをあげよう」「膝を使うのがコツ」とアドバイス。その後、強烈なアタックなどパフォーマンスも披露し、児童らを喜ばせた。ミニゲームや質問コーナーの交流を含め約1時間半、一緒に汗を流した若泉は「笑顔でバレーボールを楽しんでもらえて本当によかった」と安心した様子。早川は「子供たちと触れ合う貴重な機会で、私自身がエネルギーをもらいました」と感謝を口にした。

県による東京五輪・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。参加したバレーボール歴2年の友寄吏詠(りえ)さんは「楽しかった。選手から教えてもらってすごく勉強になった」と目を輝かせた。【山口昌久】