バレーボール女子日本代表(世界ランキング8位)のエース石川真佑(23=フィレンツェ)が、大一番へ気合を入れた。

来夏のパリ五輪予選として開催されるW杯バレーの開幕を翌日に控えた15日、女子代表は会場の代々木第1体育館で最終調整を行った。石川は「日本代表として国を背負って戦うプレッシャーはある。気持ちは練習からやっぱり少し違うかなと感じています」と引き締めた。

7月まで開催されたネーションズリーグ(VNL)ではコンディション不良などもあり不完全燃焼に終わった。それでもこの日、五輪切符獲得へ向け「不安はない」と言い切った。沖縄や鹿児島、そして都内のNTCでの強化合宿を通して、「徐々に上がっている部分がある。考え過ぎてしまってどんどん空回りすることが多かったので、いつも通りのプレーを意識してやってきた」と、手応えをつかんだ。

16日の初戦はペルー(同29位)と対戦する。ランキング的には格下の相手だが「どの国の選手も国をかけて本気で戦ってくる。そういった意味では他の大会とは、入りや勢いも違うと思う」と警戒。「こちらもいつも以上に熱量をもってやっていかないといけない」と、初戦からエンジン全開を宣言した。

真鍋政義監督(60)は「初戦がこの先を当然左右する。どんな展開になるか分からないが、できれば全員使いたい」とコメント。チーム一丸で五輪切符獲得を目指す。

 

【日本代表メンバー】

◆セッター 関菜々巳(24=東レ)、松井珠己(25=マリンガ)

 

◆アウトサイドヒッター 林琴奈(23=JT)、古賀紗理那(27=NEC)、石川真佑(23=フィレンツェ)、井上愛里沙(28)、田中瑞稀(27=JT)、和田由紀子(21=JT)

 

◆ミドルブロッカー 渡辺彩(32=日立Astemo)、山田二千華(23=NEC)、宮部藍梨(25=姫路)、入沢まい(24=日立Astemo)

 

◆リベロ 福留慧美(25=デンソー)、西村弥菜美(23=久光)

 

【パリ五輪への道】

パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。女子は中国(プールA)、日本(同B)、ポーランド(同C)で開催され16日に開幕する。男子はブラジル(同A)、日本(同B)、中国(同C)で30日に開幕し、男女いずれも各組上位2カ国の計6カ国ずつが出場権を得る。残る5枠は、男女ともに来年のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合は、VNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。

女子日本代表がW杯開幕戦前日練習 古賀紗理那「高さ負けしないように」ペルー警戒