F1第17戦日本GPの予選で、角田裕毅はQ3進出を果たし9位となった。7万9000人の大観衆からの声援を受け、楽しんで走ることができたという。
「このファンの皆さんの応援がすごかったですし、Q1、Q2、Q3と進むにつれてどんどん応援が大きくなっていくのを感じました。僕の大好きな鈴鹿で最大限の力で走れたのが楽しかったです」
金曜フリー走行では苦戦を強いられたが、セットアップ改善に成功し予選では快走を見せることができた。
「FP3はトラフィックもあったり自分の中でまとめ切れていない部分もあったり、自分のドライビングで改善できる部分はあるなというのは分かっていました。あとはセットアップも少し変えて、FP1からFP3までひとつずつ試していたものをひとつにまとめ上げました」
そしてQ1、Q2、Q3の計6回のアタックを通して微調整を進めていき、マシンの限界ギリギリを引き出す走りを最後にまとめ上げた。
「Q2でもクルマはいろんなコーナーでいろんな挙動の乱れ方をしていましたし限界を超えたりしていたので、そこは最後にQ3でまとめ上げてマシンの全力をある程度引き出せたと思います」
明日の決勝も、予選と同様に楽しむ気持ちを忘れることなく走りたいと笑顔を見せた。
「明日はタイヤ戦略が忙しくなると思います。チームとのコミュニケーションが重要になると思いますし、戦略を念入りに考えてそこを意識しながら戦いたいと思います。もちろんポイントを目指して戦いますけど、今日すごく楽しんで走れたので、明日も楽しむという気持ちを忘れずに、ファンの皆さんと一緒にエンジョイする気持ちをシェアしながら走りたいと思います」(米家峰起通信員)