今大会でのパリ・オリンピック(五輪)出場権獲得に黄色信号が灯っていたブラジルが、世界ランキング4位の意地を見せつけた。同14位のベルギーをストレートで退け、通算成績を5勝1敗(勝ち点14)とした。
前日22日に同1位のトルコにストレート負けを喫したが、メンバーに焦りは感じられなかった。立ち上がりからパワーと高さで圧倒。25-18、25-14、25-20と、危なげないゲーム運びで完勝した。ゲーム主将を務めた絶対的エースのギマラエスが、2本のサービスエースを決めるなど19得点を挙げてけん引した。
21年東京五輪と22年世界選手権で銀メダルを獲得も、世代交代の過渡期にある「カナリア軍団」。大会最終日となる24日は、日本と対戦する。負けられない戦いへ、集中力を高めた。