日本代表「サクラフィフティーン」(世界ランク11位)が、敵地で強豪から初勝利を挙げた。

22年10月のW杯ニュージーランド大会で敗れるなど、過去1分け3敗のイタリア(同8位)に1点差で勝利。フランカー長田いろは主将(24=アルカス熊谷)は「前半はジャパンがやりたい、ボールをスペースに運ぶことができた。後半はイタリアのFWのキャリーが多く、そこでのコリジョン(タックル時の攻防)で勝てなかった。イタリアにいい攻撃をされたと思います」と振り返った。

7点を追う日本は前半13分、WTB今釘小町(21=アルカス熊谷)のトライで反撃開始。2点差に迫ると、同21分にWTB安尾琴乃(21=ブレイブルーヴ)のトライで逆転した。前半を22-7で折り返すと、後半は相手の猛攻を受けながら、26分に途中出場の大塚朱紗(24=RKUグレース)が貴重なPGを決めた。

10月には新設された国際大会「WXV」が始まり、2部の日本は10月13日の初戦(南アフリカ)でイタリアと再戦する。長田は「まず自分たちがやることを、精度を上げてやりたい。80分間、プレッシャーをかけ続ける準備をしたいです」と意気込んだ。