【エスポー(フィンランド)=藤塚大輔】ショートプログラム(SP)4位の島田高志郎(22=木下グループ)がフリー140・63点、合計218・44点となり、6位だった。
冒頭の4回転サルコーは着氷で何とかこらえ、続く4回転トーループは決めたが、次の連続ジャンプで転倒。得点を伸ばせなかった。「いろいろな収穫がある試合になった。もちろんいい演技ではなかったんですけれど、フランスのときよりは晴れやかな気持ちでいます」とうなずいた。
10位となった11月上旬の第3戦フランス杯前に足首を捻挫。大会後は3日間の休養をとり、ジャンプやプログラムの精度を高めてきた。滑り出した当初は着氷を耐えたり、腰が引けた転倒を繰り返したりし「思ったよりも良くないぞ」と不安を感じたが、日ごとに状態も回復。SPでは冒頭の4回転サルコーを含む3本のジャンプを着氷させていた。
SP後には、支えとなった存在にも言及。第6戦NHK(24~26日、大阪)に出場する同門の宇野昌磨(トヨタ自動車)、デニス・バシリエフス(ラトビア)の指導のために日本にいるステファン・ランビエル・コーチからの「フライト中にあなたのことを考えていたよ。どう?」といったメッセージを明かしながら、「それだけですごく支えになっています」と笑顔をみせていた。
それでもこの日の練習が始まるまでは、「不安な気持ちばかりが先行していた」と振り返ったが、練習途中に一気に吹っ切れたと明かす。「汗がどばっと一瞬で出て、そのときに『いままで何か考えていたっけ』みたいに、すーっと感情が一定になる感覚があった。そこからは、6分間練習はあまりよくなかったけれど、良いリズムでできた」。4回転もトーループも今季1番だったと納得の表情を浮かべ、「まだまだ目指せるという感覚を得ることができました」と話した。


