慶大は宿敵早大相手の100回目の「早慶戦」で、連敗脱出はならなかった。

21点を追う前半23分、SO山田響(4年=報徳学園)の個人技からのトライで反撃開始。同34分には相手ゴール前でFW勝負に持ち込み、粘り強い19回目の攻撃でフッカー中山大暉(3年=桐蔭学園)がトライを挙げた。

一時7点差まで迫ったが、最後は突き放され、10年の勝利を最後に引き分けを挟んで12連敗。主将のプロップ岡広将(4年=桐蔭学園)は「完敗だった。個人、チームでまだ足りない部分があった」と悔やんだ。

今季は始動時から「全国大学選手権4強」「早慶戦勝利」に目標を設定。就任1季目でOBの青貫浩之監督(39)は「才能集団ではない我々が、どう立ち向かうか」と繰り返した。

夏に1泊2日で行った座学のみの山中湖合宿ではカリキュラムの1つを「早慶戦」とした。指揮官は「見積もりが甘かったのは私の責任」と、接点での劣勢を敗因に挙げ「小さいことを徹底しきれず、この点差になった。1個1個を徹底したい」。もう1つの目標は全国4強。節目の一戦での黒星を糧に、さらに成長を目指す。【松本航】