昨季グランプリ(GP)ファイナル覇者の三原舞依(24=シスメックス)がショートプログラム(SP)で62.82点をマークし、4位発進した。右足首の故障の影響もあり、自己最遅となったシーズン初戦で全3本のジャンプを着氷。「シーズン初戦としてはポジティブに、良かったと捉えたいです」と目を細めた。

前日の公式練習から3回転ジャンプの成功率が上がらない中、本番では右足で氷を軽く突いてからリンクの中央へ。「耐えろよ」。そう祈って迎えた冒頭のダブルアクセル(2回転半)を降りると、続く3回転フリップに2回転トーループをつけ、連続ジャンプとした。練習では3本目を連続ジャンプにする予定だったが、2本目への助走の途中で急きょ組み替えた。「いろいろな構成のパターンを考えながら練習できていた」と冷静だった。

後半の3回転ルッツを着氷して最後まで滑り抜くと、大歓声を浴びながら笑顔が弾けた。

GPシリーズ第4戦中国杯(11月10~12日)は右足首の影響で欠場したが、その時から今大会を目指して調整を進めてきた。「自分の心の中で『どうしよう、どうしよう』ってすごく悩むところもあったんですけど、強い気持ちをしっかり持ちながら、先生方のアドバイスとともにこうして日々進んできて、たくさんの方々のサポートのおかげでこうして戻ってくることができたと思う」とうなずいた。

25日のフリーへは「まだまだ『こうしたい、ああしたい』っていうのがたくさんある」と高みを目指していく。【藤塚大輔】

【フィギュア】三原舞依4位、青木祐奈8位、樋口新葉11位 GP第6戦NHK杯/女子SP詳細